とりあえずR言語を使ってグラフを書いてみたい
その
Rにもともと入っているデータで、ヒストグラムと箱ひげ図を作っていきます。
データをが外部からダウンロードする必要はありません。とても簡単なので、実行してみてください。
今回の目的
Rにもともと入っている「ToothGrowth」を使って、棒グラフを書く。あくまでもグラフを書くのが、目的。
「ToothGrowth」はサプリメント別によるモルモットの歯の長さをデータです。
サプリメントによって、歯の成長具合は変わるのかしらってことですわ。
実行環境
- Rstudio
- Windows(Macでも可)
ToothGrowthデータの読み込み
Rにもともと入っているので、こんな感じで読み込むことができます。
今回は、toothという変数に「ToothGrowth」のデータを入れます。(コンソールでもファイルでの実行でもいいです)
tooth <- ToothGrowth
データの中身を見てみましょう
View(tooth)
head(tooth)
tail(tooth)
どれを実行しても、データを見ることが出来ます。
▼head()を実行してみた結果です▼
今回はあくまでもグラフを作ることだけが目的なので、データは気にしないでください。
ここは気になる人だけ、見てください。
データ名 | 説明 |
len | モルモットの歯の長さ |
supp | ビタミンCの種類。オレンジジュース(OJ)か アスコルビン酸(VC) |
dose | ビタミンCの与えた量 |
ヒストグラムを作ってみる
データの確認ができました。それでは、ヒストグラムを作っていきます。
lenを横軸にします。
hist(tooth$len)
この結果が出来ていることでしょう。
hist() | ヒストグラム |
tooth$len | toothデータの中のlenの部分を取りだす |
他にも、このようにしてヒストグラムを作ることができます。
hist(tooth[,1])
tooth[ , 1] | データの一列目(len)を取りだしている |
これはtooth[ , 2]でデータの2列目を取り出している。ここからは、ヒストグラムに少しずつ変化を加えていきます
題名を変える
とりあえずヒストグラムを作ることができました。でも、なんかもの足りません。図に題名をつけていけます。
hist(tooth$len, main = "Toothgrowth")
main = " 〇〇〇 " | 題名を変えることができる |
右上の「Histogram of tooth$len」 → 「Toothgrowth」になりました。
日本でも大丈夫です。
縦軸・横軸の名前を変える
現在、縦軸は「Frequency」横軸は「tooth$len」となっています。そこで、軸名を変えていきます。
hist(tooth$len,main = "Toothgrowth", xlab = "length", ylab = "volume")
xlab = "〇〇〇" | 横軸(x軸)の名前を変更 |
ylab = "〇〇〇" | 縦軸(y軸)の名前を変更 |
グラフの色を変更
なんか白黒でもの足りないので、色を変えます。
colors()
これで使える色を表示することができます。大量に表示されます。
hist(tooth$len,main = "Toothgrowth", xlab = "length", ylab = "volume", col = "tomato")
なんか面白そうなので、「tomato」にします。自分の好きな色にしてね。
colors() | 使える色を表示 |
col = "〇〇〇" | グラフの色を変えられる |
ちなみにうちは、こんな色になりました。tomatoってこんな色してるのね。
箱ひげ図を作ってみる
同じデータを用いて、箱ひげ図を作っていきます。ヒストグラムのときと、大まかな形は似ています。
boxplot(tooth$len)
boxplot() | 箱ひげ図をつくる |
題名を変える
こちらも題名を変更することができます。
boxplot(tooth$len,main="hakohige")
名前は「hakohige」になります。
main = " 〇〇〇 " | 題名を変えることができる |
そうえば、日本語でも大丈夫ですよ。
軸名を変える
意味があるのかないのか置いておいて、軸名を変えることができます。
boxplot(tooth$len,main="hakohige",xlab = "length", ylab = "volume")
変わりましたね。
xlab = "〇〇〇" | 横軸(x軸)の名前を変更 |
ylab = "〇〇〇" | 縦軸(y軸)の名前を変更 |
色を変える
箱ひげ図の色を変えてみます。
colors()
boxplot(tooth$len,main="hakohige",col = "thistle")
colors() | 使える色を表示 |
col = "〇〇〇" | グラフの色を変えられる |
thistleはアザミっていう花らしいです。
なんとも言えない色。
ある程度の型は同じ
ヒストグラムと箱ひげ図を作っていただきましたが、なんとなく同じ型で作れることがわかります。
棒グラフ・円グラフ・散布図などにも使えます。
まとめ:簡単にグラフがつくれる
- ヒストグラムも箱ひげ図も簡単に作れる
- Rに入っているデータは勉強に最適
- どのグラフもある程度の型は同じ
以上Rに入っているデータで簡単にヒストグラムと箱ひげ図を作るという話題でした。